「印度」×「ゴールデン」甘い系の香りのりんご。
1938(昭和13)年、福島県伊達郡桑折町の大槻只之助氏が「ゴールデン・デリシャス」と「印度」を交配した種子をまき、その中から育ったりんごの試食を繰り返しました。 (種子親がゴールデン、花粉親が印度です。)それから14年後のこと、たまたま食べたりんごが素晴らしく美味でした。 そこで大槻さんは「このりんごこそ理想としていたりんごの王様だ」との思ったことから「王林」と命名したということです。(実際には伊達農協の大森組合長が1952(昭和27)年に命名したらしいです)この品種は農林省への登録もしていない品種ですが、今では「ふじ」「つがる」に次ぐ生産量を持つ大品種となっています。独特の香りと食感と酸味が少ないという味で消費者にも人気者です。酸味が少ないから甘さを強く感じるんですね。今では交配親にもなり、「トキ」「きおう」「あおり9」などにも受け継がれています。青いりんごには「プロシアニジン」が多く含まれて居ます。「プロシアニジン」は、リンゴに含まれるポリフェノールの一種。脂肪の燃焼、促進、そして、脂肪の蓄積を抑制するという機能が最も強い物質だと言われています。
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