北海道余市産のりんご「紅玉(こうぎょく)」を皮ごと使いました。りんご本来の香りと酸味のほんのりとした赤い色のジャムです。
「紅玉」は、明治初年開拓使によってアメリカから導入されました。「国光」と共に日本のりんごの2大品種として長い間時代を駆け抜けた品種が「紅玉(こうぎょく)」色とつやが美しく、肉質も良好、食味も甘く酸っぱく皮をむいても変色しにくいし、調理や加工にも適する。りんご好きな人は、これぞりんごと絶賛する品種です。明治・大正・昭和そして平成と時代を超えてそこにあるまさにりんごのトップランナーで歴史あるりんごです。「紅玉」の原名は「ジョナサン」「ジョナサン」とは人の名前で、紅玉を広めた「種まきジョニー」というニックネームで呼ばれた「ジョナサン・チャップマン」からとって命名されました。ジョナサン氏はアメリカのリンゴ史に残る大恩人で、アメリカがまだゴールドラッシュの殺伐とした西部時代に放浪の旅をしながら40年以上の間りんごの種を配って歩いたのです。そんな真っ赤な紅玉を皮ごと使い、赤い色を大切に作りました。酸味と香り、りんご本来の味がするジャムに仕上がっています。
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